人生にゃみあり猫あり

日々変わることと変わらぬこと、『ゆらっゆら』のブログです

歯を無くして気づいた話

歯のクリーニング行ってきた。
3ヶ月に1度、毎回同じ歯科衛生士さんが担当してくれて、じっくり50分ほどでピカピカにしてくれる🎵

50分も何するの?と思うかもしれないので
以下だいたいのメニュー。
①視認での虫歯チェック
②歯周ポケット確認(チクチクと歯と歯ぐきの隙間チェック)
③染め出し液でプラーク残しのチェック
④エアフロー・パウダークリーニング
⑤歯石取り
⑥フロスでさらに歯の隙間磨き
⑦ポリッシング(表面研磨してツルツルに)
⑧高濃度フッ素塗って仕上げ

これを歯の上下表裏手前奥それぞれやるたびに口もゆすぐので、時間中20回くらいゆすいでる気がする((笑)

このコースで8800円(2022.7月現在)
クリーニング終わったあとは本当スッキリするので、次回予約もつい入れてしまう。

と偉そうに書いているが、1年半前まではこの習慣はなかった。
歯ブラシも歯磨き粉もスーパーで手に入る普通のもので、歯磨きは普通に朝昼晩くらい。
もちろん歯科健診など何年も行かず。
そんな私が180度考えを変えたのはなぜか。

それはある日突然の顔面の痛みに襲われたことが理由だった。
このとき名古屋出張中で痛み止め薬を服用したものの、痛みが引くことなく夜も眠れず。
痛みが右顔面下部で口周りが特に痛かったため、
結局3日間の出張終えたその足でネットで直前予約できた歯科医を受診した。
そこからが悲劇。。

そこは夜遅くまでやっていて予約が取りやすいとの評判で選んだのだが、実際は『たこ焼き診療』の歯科医だった。
たこ焼きを焼くがごとく、一人の歯科医が3.4人の患者を一気に治療するやり方。
2.3分やって少し待っててくださいと放置される。
他の患者を少しやってまた戻ってくるというもの。
まさに鉄板のたこ焼き状態。
そしていつもそこの歯科医は疲れた顔をしていた。

話を一旦戻す。
結局、顔面の痛みは何だったかというと、歯の噛みしめグセによる筋肉疲労と2本の奥歯の虫歯だった。
筋肉疲労についてはシリコン製の安いマウスピースを作ってもらい、奥歯は根本までやられていたらしく神経除去となった。
マウスピースはよいとしてこの神経除去でついにやられてしまった。
治療していた歯が神経除去の治療中割れてしまったのだ。
「あっ」とつぶやいたあの歯科医の声が忘れられない。
様々な原因が重なった結果かもしれない、たこ焼き診療のせいとは一概にいえない。
でも割れてしまってはもう歯としてダメなのではと悟った。

その後医者側はやれこのあとの処置がどうのとゴニャゴニャ言っていたが、もうこのたこ焼き歯科医は嫌だと思い、セカンド・オピニオンを他に探すことにした。
治療経過を書面で用意してもらい、紹介でなく自力で探すことにした。
今度は絶対たこ焼き診療などなく、設備も万端、
予約が取りにくいくらいのほうが逆に良い。
そこで行き着いたのが今通っている歯科医院。
後で知ったことだったが、歯科衛生士がかなりの人数常駐しておりそういうところは治療後の予防歯科も万全らしい。
ぜひご参考に。。

結局割れた歯はもちろん、もう1本の奥歯も神経治療でボロボロの状態だったため抜歯となった。
そしてインプラント治療(金属の土台を歯ぐきに埋め込み、疑似の歯を入れる)になった。
インプラント治療は健康保険の対象にはならず全て実費。
2本合わせて約80万強。
痛い出費であったものの本当にいい勉強になった。

それから歯のケアに手間を惜しむことはなくなった。
情報を集め、ケアに使うものも吟味するようになった。
年4回の歯のクリーニングはもちろんのこと。
起床直後の歯磨き、フロスや歯間ブラシの使用、
洗口液、インプラント用の歯磨きジェルなどなど。
普段自分でもできることは何でもやる。

歯は1本100万の価値があるとのこと。
それくらい健やかに生きるためには必要なパーツ。
3ヶ月に1度の歯のメンテ8,800円
年4回で約35,000円
30年続けても約100万ちょい。費用対効果が高い。
40代前半で歯2本も失った反省を今後に活かそうと思う。

今回はかなり長くなりましたが、歯のメンテナンスに対する熱い思いを綴りました。
無くしてから後悔する前に、メンテナンスいかがでしょうか。